パソコン要約筆記とは

講演や講義などを「リアルタイム」で人の声をノートに書き取ったり、OHPのシート上にマジックペンなどで書いて映し出し、聴覚障がい者に情報を伝える活動は「要約筆記」「筆記通訳」といった名称で呼ばれています。集会などでは、視覚言語とも言える手話通訳と並んで、参加者に音声情報を保障する手段として欠かせません。

この手書きの部分をパソコン入力に置き換え、話し言葉など音声情報を入力し、TVモニターやスクリーンに文字を表示させ、聴覚障がい者に伝えるという通訳が「パソコン要約筆記」です。

文字というのは日本語の読み書きができれば、聞こえなくても聞こえても同等のものです。手話の場合は、手話を知らない人とは話せませんが、文字で会話をすれば誰でもコミュニケーションできます。パソコンを使い情報保障をすることによって、健聴者と対等に、聴覚障がい者が社会で活躍できる可能性が広がっていきます。

パソコン要約筆記サークル「つばさ」の活動趣旨

情報取得に対し様々な諸条件によって障がいを持ってしまう聴覚障がい者、とりわけ人生の途中で聴力を失った中途失聴者や難聴者の方々の多くは、文字による情報保障を切に望んでいます。今後、高齢化社会を迎えるにあたり、中途失聴者や難聴者の増加が予想されています。

平成11年度、厚生省(現在の厚生労働省)は要約筆記員養成カリキュラムに、パソコン要約筆記者養成の必要性を明記し、その普及に努めるよう都道府県に通達しました。

私たちは、パソコン要約筆記を北海道道南地区に普及させたいと考え活動しています。 また、パソコン要約筆記通訳を中心とするボランティア活動を通じて聴覚障がい者の福祉の充実をはかり、聴覚障がいを持つ方々との交流や親睦を深め、置かれている現状や立場の理解に努めます。聴覚障がい者問題やパソコン要約筆記について、正しい理解と協力を一般社会に広めていこうと思っています。